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基礎知識 ・ リズム

BPM・テンポとは?

読む時間 約6分押すと鳴るタップで測れる
ピコ
ピコ「BPM120」って書いてあったけど、速いの? おそいの? 数字だけだとわからない…
ゴンタ先生
ゴンタ先生BPMは1分間に拍がいくつあるかだよ。数字を動かして、耳で聞いてみよう。
ピコ
ピコ聞けばわかるね! 動かしてみたい!
この記事でわかること

BPMの意味と、曲に合うテンポの選びかた

1BPM=1分間の拍の数

音楽には、心臓のドクドクのように一定の間かくで続く拍(はく)がある。その拍の速さがテンポで、テンポを数字で表したものがBPM(Beats Per Minute=1分間の拍の数)だよ。

  • BPM 601秒に1拍。時計の秒針と同じ速さ。
  • BPM 1201秒に2拍。少し早歩きくらい。ポップスでよく使われる速さ。
  • 計算のしかた1拍の長さ(秒)= 60 ÷ BPM。BPM 100なら0.6秒。

数字が大きいほど速い。下のつまみでBPMを変えて、同じ歌がどう聞こえるかためしてみよう。

つまみを動かしてから「歌う」を押す。メロディも音の長さ(何拍か)も同じなのに、雰囲気はがらっと変わる。

おそくするとしっとり、速くすると元気に聞こえるはず。同じメロディでも、テンポで曲の印象は大きく変わるんだ。また、音の長さは「何秒」ではなく「何拍」で決まっているので、テンポを変えても楽譜やピアノロールは同じままだよ。

2ジャンル別・BPMの目安

ジャンルごとに、よく使われるテンポの範囲がある。あくまで目安だけど、曲づくりで迷ったときの出発点になる。

BPMよくある曲の感じ
60〜80バラード、子守歌。ゆったり、しっとり
80〜100ヒップホップ、R&B、ミディアムテンポの歌
100〜130J-POP、ロック、ダンス曲。いちばん多いゾーン
130〜160アップテンポのロック、アニメソング、トラップ(体感は半分の速さになることも)
160以上パンク、ドラムンベースなど、とても速い曲

クラシック音楽では、数字のかわりにイタリア語の速度記号で速さを書くことが多い。

速度記号意味BPMの目安
ラルゴ(Largo)ゆるやかに、幅広く40〜60
アダージョ(Adagio)ゆっくりと60〜75
アンダンテ(Andante)歩くような速さで75〜100
モデラート(Moderato)中くらいの速さで100〜120
アレグロ(Allegro)速く、快活に120〜160
プレスト(Presto)とても速く170以上

速度記号のBPMは、本や時代によって少しずつちがう。だいたいの目安として覚えておけばOK。

3好きな曲のBPMを測ってみよう

好きな曲を流しながら、拍に合わせて下の丸をタップしてみよう。タップの間かくから、BPMを計算するよ。手拍子したくなる場所(ドラムの「ドン・タン」)に合わせるのがコツ。

4回以上タップすると表示されるよ
2秒以上あけると、はじめから測りなおす。パソコンならスペースキーでもタップできる。

4自分の曲のテンポを決めるコツ

  • 歌詞から決める伝えたい気持ちに合わせる。元気・楽しいなら速め、さびしい・大切な話ならおそめ。
  • 歌いやすさを確かめる速すぎると言葉がつまって聞き取りにくい。歌詞が多いメロディほど、少しおそめが安全。
  • 迷ったら100〜120速すぎず、おそすぎず。そこから5ずつ動かして、いちばん気持ちいい所を探す。

作曲ラボでは「速さ」の − + でテンポを変えられる。ドラムを入れるとテンポがはっきりするので、ドラムを鳴らしながら選ぶのがおすすめだよ。

やってみよう

作曲ラボでテンポを変えて聞く

  1. 作曲ラボをひらいて、「本日のプログラム」から好きな曲を押す。
  2. 「楽屋メモ」の「速さ」を、いちばんおそくして聞く。次にいちばん速くして聞く。
  3. 自分の曲なら、「速さ」の − + でいちばん気持ちいいテンポを探してみよう。

まとめ

  • BPMは1分間の拍の数。BPM 60なら1秒に1拍、数字が大きいほど速い。
  • 同じメロディでも、テンポで印象が大きく変わる。音の長さは「何拍」なので、テンポを変えても楽譜は同じ。
  • 迷ったら100〜120から。歌詞が聞き取りやすい速さを耳で探す。

ことばメモ

拍
音楽の中で、一定の間かくで続く「1・2・3・4」のきざみ。
テンポ
拍の速さ。
BPM
Beats Per Minute。1分間の拍の数で、テンポを表す単位。
速度記号
アレグロ(速く)など、楽譜に書くテンポの言葉。