作曲講座(初歩編) / D コードと伴奏 / 第11回

第11回 ・ コードと伴奏

曲の形とコード進行

読む時間 約8分G→Cで帰る作曲ラボを使う
ピコ
ピコGで止めると、なんだかそわそわする…。なんでCに戻りたくなるの?
ゴンタ先生
ゴンタ先生コードにも「家」があるんだよ。Cが家で、Gは家に帰りたくなるコードだよ。
ピコ
ピコドが家なのと同じだ! 帰りかたを知りたい!
この回でできること

8小節のコードを並べて、「まだ続く」と「おわった」がはっきりした曲にできる

1コードにも「家」がある

第6回で、メロディはドで終わると落ち着く、ドは「家」の音だと話したよね。コードも同じで、ドから始まるCが家のコード。そしてGは、鳴らすとCに帰りたくなるコードなんだ。

コードだけを1小節ずつ鳴らす。Gで止めると「え、続きは?」、Cまで行くと「ただいま」に聞こえる。

なぜGのあとはCに戻りたくなるのか。鍵盤の光る場所を見てみよう。Gの音「ソ・シ・レ」がCの「ソ・ド・ミ」にうつるとき、こう動いている。

Gの音Cへの動き
シとなりのドへ上がる。シはドのすぐ下なので、ドに行きたくてうずうずしている音
レとなりのミへ上がる(ドへ下がることも)
ソそのまま。ソはCにも入っている

どの音も、となりへ1段か、そのまま。すぐ近くに家があるから、帰らないとそわそわするんだ。この「G→C」で終わる形は、世界中のいろんな曲の最後で使われているよ。

2基本の型は C→F→G→C

コードの並びのことをコード進行という。初歩編で覚える型は1つだけ。4小節で C→F→G→C。

  • C家にいる。始まりの安心感。
  • F家から出かける。少し景色が変わる。
  • G帰りたくなる。「次はCだよね」と耳が待つ。
  • C家に帰る。「おわった」感じ。

ぜんぶの小節をこの順番にしなくてもいい。第10回の「メロディと同じ音が多いコード」で選んだうえで、4小節ごとの区切りで「Gで帰りたくなって、Cに帰る」流れになるように整えるのがコツだよ。

3問いはGで止める、答えはG→Cで帰る

第8回でつくった8小節は、前半4小節が「問い」、後半4小節が「答え」。コードでも、それをはっきりさせよう。

  • 問いのおわり(4小節目)Gにする。「まだ続く」感じが出る。この小節は「ラ・ファ・レ」で、最後の長い音がレ。レはGに入っているので、よく合う。
  • 答えのおわり(8小節目)前半G・後半Cにする。1小節を半分に分けて、2つのコードを入れてもいいんだ。前半の「ソ」はGに、最後の長い「ド」はCに入っている。あいだの短い「ミ」はGに入っていないけど、とちゅうの短い音はコードに入っていなくても大丈夫。
小節番号のとなりがコード。「型を使う」では4小節目がG、8小節目が「G→C」になる。

聞きくらべると、4小節目で「まだ続く…」と体が待って、8小節目で「おわった!」と着地するのがわかるはず。前半も後半も「C→C→F→G」と同じ並びになって、くり返しで覚えやすくもなったよ。

「あれ、C→F→G→Cの型は?」と思ったかな。問いは「C→C→F→G」で止まって、答えの頭のCで家に帰る。答えは「C→C→F→G→C」と、最後の小節の中で帰る。8小節ぜんたいで見ると、C→F→G→Cの流れが2回入っているんだ。型は「4小節ぴったりに入れるもの」じゃなくて、「Cから出かけて、Gで帰りたくなって、Cに帰る」という流れのことだよ。

区切りの小節で迷ったら、小節の最後の長い音に合わせて選ぶといい。最後の音がレやシならG、ドやミならCが合いやすいよ。

4曲の形:Aメロ・Bメロ・サビ

ふだん聞いている歌は、いくつかの部分が組み合わさってできている。名前だけ知っておこう。

Aメロ静かに始まる Bメロ盛り上げる準備 サビいちばん盛り上がる

それぞれ8小節くらいのことが多くて、どの部分でもこの回の「Gで止めて、Cで帰る」が使われている。この講座でつくっている8小節は、サビ1つぶんのイメージ。Aメロ・Bメロもつけた1曲まるごとの作りかたは、初歩編のあとのお楽しみにとっておこう。

やってみよう

区切りのコードを G と G→C にする

  1. 作曲ラボをひらいて、曲の名前の横の▼から「はじめての曲」を選ぶ。
  2. 4小節目のコードのマスを押して、Gにする。8小節目のコードのマスは「半分に分ける」を選んで、前半G・後半Cにする。
  3. 「ロボに歌わせる」で聞く。4小節目で「まだ続く」、8小節目で「おわった」に聞こえたら成功。合わない小節は、メロディの最後の音を1段動かすか、コードを選びなおそう。

これで、メロディ・歌詞・コードのそろった8小節ができた。あとはビートをつけるだけ!

まとめ

  • コードの家はC。Gは「帰りたくなる」コードで、G→Cで終わると落ち着く。
  • 基本の型は C→F→G→C。区切りで「G→C」と帰る流れになっていればOK。
  • 問いのおわりはGで止めて、答えのおわりはG→Cで帰る。
ゴンタ先生
ゴンタ先生次回はいよいよ最終回「ビートをつけて完成」。ドラムを入れて、できた歌を書き出そう。

ことばメモ

コード進行
コードの並びのこと。初歩編の基本は C→F→G→C。
家のコード
曲がいちばん落ち着くコード。ドから作った曲ではC。
Aメロ・Bメロ
サビの前の部分。Aメロで静かに始めて、Bメロで盛り上げる準備をする。
サビ
曲の中でいちばん盛り上がる部分。初歩編の8小節は、サビ1つぶんのイメージ。

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