1コードは、3つの音を重ねたもの
メロディは「1音ずつ順番に」鳴る音。それに対してコード(和音)は、いくつかの音を同時に鳴らしたもの。歌のうしろで鳴って、メロディを支えてくれる。
いちばん基本のコードは、ドレミの音を1つとばしで3つ重ねてつくる。ドから始めると、ド・(レ)・ミ・(ファ)・ソで「ドミソ」。これがC(シー)というコードだよ。
コードの名前の C・F・G は、ドレミのアルファベットの呼びかた。いちばん下の音(根音)の名前がそのままコードの名前になる。
| ドレミ | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 英語 | C | D | E | F | G | A | B |
だから、ファから重ねた「ファラド」がF、ソから重ねた「ソシレ」がG。初歩編で使うのは、この3つだけだよ。
2C・F・Gで、ドレミの7音がぜんぶそろう
なぜこの3つなのか。3つのコードの音を全部ならべてみると、ドレミファソラシの7音がそろうんだ。
| メロディの音 | その音が入っているコード |
|---|---|
| ド | C ・ F |
| レ | G |
| ミ | C |
| ファ | F |
| ソ | C ・ G |
| ラ | F |
| シ | G |
つまり、ドの場所(第6回の「家」の音)から作ったメロディなら、どの音にも合うコードが必ずC・F・Gの中にある。3つ覚えるだけで、どんなメロディにも伴奏がつけられるというわけ。
3選びかた:メロディと同じ音が多いコード
コードは1小節に1つつける。選びかたのきまりはシンプルで、その小節のメロディと同じ音がいちばん多いコードを選ぶ。長い音ほど目立つので、2拍の音は2つぶんとして数えよう。
この小節は「ド(2拍)・シ・ラ」。数えてみると、Cはドで2拍、Fはドとラで3拍、Gはシで1拍。いちばん多いFがよく合う。Cでもまちがいではないけれど、Gにすると少しにごって聞こえるはず。
- 同じ数で迷ったらCを選ぶ。Cは曲の「家」のコードなので、たいてい落ち着いて聞こえる。
- どれも合わない気がしたら小節の最初の音と、いちばん長い音に合うコードを選ぶ。
- 最後は耳で決める数えて選んだら、必ず歌わせて聞く。気持ちいいほうが正解だよ。
48小節につけて、聞いてみよう
このきまりで、第8回の8小節(問いと答え)にコードをつけてみた。1小節ずつ数えると、こうなる。
コードがつくだけで、ぐっと「曲」らしくなったよね。ただ、よく聞くと問いのおわり(4小節目)のFは、答えのおわり(8小節目)のCとあまり差がなく、「まだ続く感じ」が少し弱い。じつはコードには並べかたの型があって、それを使うと「まだ続く」「おわった」がもっとはっきりする。それは次回のお楽しみ。