作曲講座(初歩編) / B 楽譜とピアノロール / 第4回

第4回 ・ 楽譜とピアノロール

楽譜の超入門

読む時間 約6分覚えなくてOKざっくり読めればいい
ピコ
ピコ楽譜って、おたまじゃくしが並んでて暗号みたい…
ゴンタ先生
ゴンタ先生読めなくても先へ進めるよ。今日はトップページの楽譜を、ざっくり読めるようにしよう。
ピコ
ピコざっくりでいいなら、がんばれる!
この回でできること

トップページの楽譜を、ざっくり読める

先に言っておくね:楽譜は覚えなくても大丈夫。第5回からは、音を四角で並べる「ピアノロール」だけで作曲を進めていく。この回は「楽譜って、こういうしくみなんだ」とわかれば十分だよ。

1五線は「上ほど高い」

楽譜の5本の横線を五線と呼ぶ。音符は、線の上か、線と線のあいだに置かれる。ルールはひとつだけ。上にあるほど高い音、下にあるほど低い音。第2回の鍵盤を、横向きから縦向きにしたようなものだと思えばいい。

下の楽譜は、ドからドまでの8つの音。音符を押すと、ピコがその音を歌うよ。

いちばん左のドだけ、五線の下に短い線(加線)を足して書いている。

音符が階段のように1段ずつ上がっていくのがわかるかな。線、あいだ、線、あいだ…と交互にのぼるので、1段上がるごとにドレミが1つ進む。

五線の左はしの、くるっと丸まった記号がト音記号。「この楽譜は高めの音用ですよ」という目印で、ピコのような高い声やメロディの楽譜でよく使う。ゴンタのような低い声には、ヘ音記号(𝄢)という低め用の目印を使うこともある。トップページの楽譜の下の段がそれだよ。

2音符の形で、長さがわかる

前の回で、音の長さは「何拍ぶんか」で数えると言った。楽譜では、その長さを音符の形で表す。白いか黒いか、棒があるか、旗がついているかで見分けるんだ。

音符名前長さ
「聞く」を押すと、メトロノームといっしょにその長さで歌う(BPM 90)。

白くて棒のない全音符がいちばん長くて4拍。棒がつくと半分の2拍、黒くぬると1拍、旗がつくと半拍になる。つまり、形が「足される」ほど短くなっていく。

音を出さずに休むところにも、長さごとの記号がある。それが休符。4分休符(𝄽)なら1拍休む。歌の息つぎや、「ため」をつくるのに使う、大事な記号だよ。

3棒が上向きのときと、下向きのとき

楽譜をよく見ると、音符の棒が上に伸びているものと、下に伸びているものがある。これは長さとは関係なくて、読みやすくするための決まり。真ん中の線より下の音は棒を上に、上の音は棒を下に書く。こうすると、棒が五線の外へはみ出しにくくなる。

だから、棒の向きは気にしなくてOK。見るのは、頭の位置(高さ)と形(長さ)の2つだけだ。

4トップページの楽譜を読んでみよう

ここまでわかれば、トップページの楽譜が読める。上の段(ピコのパート)は、こうなっている。

トップページのメニューの楽譜、上の段と同じもの。
  • 𝄞 4/4ト音記号で高めの音。4分の4拍子で、1小節に4拍。
  • 黒い音符ぜんぶ4分音符。1つ1拍で、1小節に4つずつ並んでいる。
  • 高さ1段ずつ上がっていく。ドレミファソラシド。

下の段のゴンタのパートは、ヘ音記号の楽譜。白くて棒のある2分音符が、1小節に2つずつ。つまり2拍ずつ「そう、そう」と歌っている。……と、ここまで読めたら、もう楽譜の超入門は卒業だよ。

やってみよう

ピアノロールと楽譜をくらべる

  1. トップページをひらいて、楽譜のピンクの音符を左から順に押してみる。
  2. 次に作曲ラボをひらいて、「お手本を読みこむ」のきらきら星を押す。
  3. マス目の図(ピアノロール)と、その下の「清書」の五線譜を見くらべる。歌い出しの「ド・ド・ソ・ソ・ラ・ラ・ソ」で、どちらも右へ進みながら音が上へ動いていくのがわかるかな。

マス目の図が「ピアノロール」。次の回から、こっちを使って作曲していくよ。

まとめ

  • 五線は上ほど高い音。ト音記号は高め用、ヘ音記号は低め用の目印。
  • 音符の形で長さがわかる。全音符4拍、2分音符2拍、4分音符1拍、8分音符半拍。
  • 棒の向きは読みやすさのため。見るのは「位置」と「形」だけ。
ゴンタ先生
ゴンタ先生次回は「ピアノロールの見かた」。ここからは、楽譜より見やすい図で作曲していこう。

ことばメモ

五線
楽譜の5本の横線。上ほど高い音。
加線
五線からはみ出す音のために足す、短い線。
ト音記号
高めの音の楽譜につける目印(𝄞)。
ヘ音記号
低めの音の楽譜につける目印(𝄢)。
音符
音の高さ(位置)と長さ(形)を表す記号。
休符
音を出さずに休む長さを表す記号。
拍子記号
楽譜のはじめの「4/4」など。1小節の拍の数を表す。
ピアノロール
縦=高さ、横=長さで音を四角に並べる図。→ 第5回

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基礎知識音符・休符の長さ