先に言っておくね:楽譜は覚えなくても大丈夫。第5回からは、音を四角で並べる「ピアノロール」だけで作曲を進めていく。この回は「楽譜って、こういうしくみなんだ」とわかれば十分だよ。
1五線は「上ほど高い」
楽譜の5本の横線を五線と呼ぶ。音符は、線の上か、線と線のあいだに置かれる。ルールはひとつだけ。上にあるほど高い音、下にあるほど低い音。第2回の鍵盤を、横向きから縦向きにしたようなものだと思えばいい。
下の楽譜は、ドからドまでの8つの音。音符を押すと、ピコがその音を歌うよ。
音符が階段のように1段ずつ上がっていくのがわかるかな。線、あいだ、線、あいだ…と交互にのぼるので、1段上がるごとにドレミが1つ進む。
五線の左はしの、くるっと丸まった記号がト音記号。「この楽譜は高めの音用ですよ」という目印で、ピコのような高い声やメロディの楽譜でよく使う。ゴンタのような低い声には、ヘ音記号(𝄢)という低め用の目印を使うこともある。トップページの楽譜の下の段がそれだよ。
2音符の形で、長さがわかる
前の回で、音の長さは「何拍ぶんか」で数えると言った。楽譜では、その長さを音符の形で表す。白いか黒いか、棒があるか、旗がついているかで見分けるんだ。
| 音符 | 名前 | 長さ |
|---|
白くて棒のない全音符がいちばん長くて4拍。棒がつくと半分の2拍、黒くぬると1拍、旗がつくと半拍になる。つまり、形が「足される」ほど短くなっていく。
音を出さずに休むところにも、長さごとの記号がある。それが休符。4分休符(𝄽)なら1拍休む。歌の息つぎや、「ため」をつくるのに使う、大事な記号だよ。
3棒が上向きのときと、下向きのとき
楽譜をよく見ると、音符の棒が上に伸びているものと、下に伸びているものがある。これは長さとは関係なくて、読みやすくするための決まり。真ん中の線より下の音は棒を上に、上の音は棒を下に書く。こうすると、棒が五線の外へはみ出しにくくなる。
だから、棒の向きは気にしなくてOK。見るのは、頭の位置(高さ)と形(長さ)の2つだけだ。
4トップページの楽譜を読んでみよう
ここまでわかれば、トップページの楽譜が読める。上の段(ピコのパート)は、こうなっている。
- 𝄞 4/4ト音記号で高めの音。4分の4拍子で、1小節に4拍。
- 黒い音符ぜんぶ4分音符。1つ1拍で、1小節に4つずつ並んでいる。
- 高さ1段ずつ上がっていく。ドレミファソラシド。
下の段のゴンタのパートは、ヘ音記号の楽譜。白くて棒のある2分音符が、1小節に2つずつ。つまり2拍ずつ「そう、そう」と歌っている。……と、ここまで読めたら、もう楽譜の超入門は卒業だよ。