サザン桑田も大絶賛!泣かせ曲を歌う半崎美子のデビュー作をレビュー

サザン桑田も大絶賛!泣かせ曲を歌う半崎美子のデビュー作をレビュー


17年ものインディーズ活動を経て、4月5日にミニアルバム「うた弁」で待望のメジャーデビューを果たした半崎美子。その知る人ぞ知る魅力は、サザンオールスターズの桑田佳祐が自身のラジオ番組で『日本のアニタ・ベイカーだ』と大絶賛したほど。ファンの間では楽曲を聴いて涙する人が続出するなど、半崎の歌はいま”泣かせ歌”として話題となっています。

夢を諦めきれずに大学中退、上京へ


半崎美子は北海道札幌市出身、現在36歳の女性シンガー・ソングライター。
一度は大学に入ったものの、歌手になりたいという夢を諦めきれず、父親の反対を押し切って地元の大学を中退。19歳で上京を果たしました。

上京後は、パン屋で住み込みで働きながら寝る間を惜しんで曲を作り、夜な夜なクラブの門を叩いてCDを手売りする毎日。こうして地道な活動を積み重ね、やがて赤坂BLITZを満員にするまでに至った惜しみない努力は、彼女の堂々たる歌声からも感じ取ることが出来ます。

ショッピングモールを活動拠点に


クラブから小さなライブハウスまで数多くのイベントへ出演したものの、なかなか耳を傾けてくれる人が現れず、次に彼女が選んだ場所は何とショッピングモール!しかも、最初の頃は自分一人で会場準備やMCまでこなすというストイックぶりを発揮していたというから驚きです。

そこから徐々に聴いてくれる人が増え始め、半崎は確固たる存在を示していきました。
彼女はデビューしてからも、人々の身近な場所で歌うというスタンスを変えずに続けています。

愛情が沢山詰め込まれた、メジャーデビュー作!


そして今回、デビュー第一弾としてミニアルバム『うた弁』を発表。NHK『みんなのうた』で放送され、発売前から話題となっていた「お弁当ばこのうた〜あなたへのお手紙〜」も収録されています。

お弁当箱と聞くとつい”食べる”というイメージが先行しがちですが、この曲は食べ終わった後の子供のお弁当箱を見た母親の心情を描写。半崎の優しく語りかけるように歌う様は、聴いていて涙が溢れてきます。

また、同アルバムの収録曲「サクラ〜卒業できなかった君へ〜」は、卒業を迎えずして先立ってしまった友人への深い悲しみを歌っていて、心を打たれました。

半崎美子の代名詞となっている「泣かせ歌」は、家族や友人といった大切な人との別れだけではなく、彼女の長き活動によって培われた相手への温かな愛が表されているからこそ、自然と涙を誘うのでしょう。様々な愛情がたっぷり詰まった『うた弁』、是非ご賞味ください。

文:古賀よしえ

半崎美子「うた弁」
2017年4月5日発売
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1. サクラ~卒業できなかった君へ~
2. お弁当ばこのうた~あなたへのお手紙~
3. 稲穂
4. 天国3丁目
5. 深層
6. 夏花火
7. 鮮やかな前途
8. ふたりの砂時計

半崎美子 公式サイト
半崎美子 Twitter