【OTODAMA×UTALABOライブレポート】「OTODAMA 2016 最終日 ~また来年会う日まで~」

【OTODAMA×UTALABOライブレポート】「OTODAMA 2016 最終日 ~また来年会う日まで~」


7月1日より鎌倉・由比ヶ浜で開催されてきた「音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2016」が、8月31日で遂に最終日を迎えました。2か月に渡って様々アーティストが出演し、世の音楽ファンを楽しませた「OTODAMA」。千秋楽となったこの日は、平井 大、クレイ勇輝、chayといった人気アーティストが集結。空は台風一過の見事な晴天に恵まれ、オープンと共に会場は多くの人で埋め尽くされました。

000「OTODAMA SEA STUDIO 2016 × UTALABO 特設ページ」

chay

chay

トップバッターを飾ったのは、テレビ番組「テラスハウス」で一気に名前が知れ渡ったchay。登場すると同時に手拍子が沸き起こり、そのまま「パンテーン」のCMソングにもなった「Twinkle Days」を歌唱。「Wishes」では『自分の思い描いた未来を強く信じ続ければ、誰にだって必然的に奇跡やチャンスは巡ってくるんじゃないかなと思って書いた曲。みんなの背中を押せればいいなと思います』と前置きし、力強く歌い上げました。

その後のMCでは『テラスハウス見てたよって人いますか?』と問いかけ、テラスハウスのメンバーとよく由比ヶ浜に遊びに来た思い出を話す場面も。そのまま「テラスハウス」のテーマソングである「We Are Never Ever Getting Back Together」をアコースティックでカバーし、観客を巻き込んだ大合唱となりました。

『後半戦はもっと皆と盛り上がっていきたい!』と話すと、盛り上がり必至な「Summer Darling」「あなたに恋をしてみました」を立て続けに披露。会場はみんながタオルを回し、身体中でchayの音楽に酔いしれました。最後の曲は幸せという壮大なテーマで書き上げたという「それでしあわせ」。『幸せの価値観はひとそれぞれ。みんながそれぞれ感じる幸せだな、と感じる瞬間に重ね合わせて聴いてほしい』と語った同曲では、会場がほっこり優しい雰囲気に包まれました。

クレイ勇輝

クレイ勇輝

ステージ上の”布”から登場するという、まるでマジックのようなパフォーマンスで登場して大歓声を浴びたのは、「OTODAMA」の仕掛人でもあるクレイ勇輝。手始めにキマグレン時代の代表曲「LIFE」を歌い、<アーイヤ イエイエイエイエー>のコーラスなどお馴染みのアプローチで観客のテンションを急上昇させました。

MCでは『去年キマグレンが解散して、音楽を続けようか迷っていました。でも、(音楽を)やっていると皆に会えるから続けようって思えた』と、音楽を続けている理由を告白。その後、祭りの後特有の儚さを表現した「DADADA-祭りの後の静手を振ったり手拍子をしたりと、観客が一体となってライブに参加した「波乗りSUMMER」を披露し、近づく「OTODAMA」の終幕を精一杯盛り上がりにかかりました。

その「OTODAMA」についても触れ、『僕の夏は(「OTODAMA」初日の)7月1日で始まって、(「OTODAMA」最終日の)8月31日で終わる』『また来年もここで、みんなと会えたらいいなと思います』と熱を込めて発言。その後に歌唱した「星を探して」「海に行こうか」では、まるで観客一人に『ありがとう』と言うかのような彼の優しい笑顔がとても印象に残りました。

ラストには、ソロになって初となるアルバム「AGAIN」をリリースしたことを踏まえ「小さいことからどんどんクリアしていって、ゆくゆくは武道館でライブ出来たらいいな」と話し、タイトル曲「AGAIN」を熱唱。有終の美と呼ぶにふさわしい圧巻のステージを終えました。

平井 大

平井 大

2016年の「OTODOMA」のトリを飾ったのは、「OTODAMA」初日にワンマンライブを成功させた平井 大。ウクレレの弾き語りで幕を開け彼のステージは、スロウなライフスタイルを歌った「Slow&Easy」、好きな女の子への真っすぐな気持ちを歌った「Island Girl」と、のっけから南国色満点。日が落ち始めた時間帯に心地良く鳴り響く彼の音楽を、観客は横に揺れたりダンスをしたりと、それぞれのスタイルで享受しました。

続けて、今年リリースしたアルバム「Life is Beautiful」より「I’m yours」「A Good Day」を立て続けに披露。演奏中、バンドメンバーと向かい合い和気藹々と演奏する場面もあり、会場中にもピースな空気が見る見る運ばれていきました。ここまでほとんどMCをせずに進行してきたライブでしたが、4曲目を歌い終えたところで平井 大が『次の曲が最後の曲です』と宣言すると、あまりにも突然のことに客席からは悲鳴に近い声が。その直後、幻想的なミディアムスロウ「tonight」をしっとりと歌い上げました。

ここで終わり、かと思いきや、平井 大が『もうちょっと聴きたい?』と観客に投げかけ、ライブはまさかのリクエストタイムに。客席から飛んできた要望に応える形で、定番チューン「祈り花」「Beautiful」「星にのせて」を歌唱しました。そして、『次は俺がやりたい曲をやります』と言い放ち、最新アルバムのタイトル曲でもある「Life is Beautiful」をラストに披露。暮れゆく「OTODAMA」のステージを穏やかなグルーヴで締めくくりました。
音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2016

今年も、音楽ファンの夏を鮮やかに彩ってくれた「音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2016」。あらためて、日々の喧騒を忘れ、音楽がとても近い距離で感じられる最高の祭典でした。また来年もここで、たくさんの音楽と出会えることを楽しみにしつつ、「UTALABO」による「OTODAMA」レポートもこれにて完了させて頂きたいと思います。ありがとう、OTODAMA!

文:佐々木歩