【レビュー】韻シスト「CLASSIX」〜魅惑のグルーヴに誰もが揺れる!”アガらにゃ損”な快作、登場〜

【レビュー】韻シスト「CLASSIX」〜魅惑のグルーヴに誰もが揺れる!”アガらにゃ損”な快作、登場〜


6月15日に6作目のオリジナルアルバム「CLASSIX」がiTunesのヒップホップチャートで1位に輝き、すっかり時の人となった韻シスト。“ヒップホップバンド”という形式を確立したパイオニアである彼らですが、そのクールでわんぱくなパフォーマンスの魅力はすこぶる普遍的。無論、本作も例外ではありません。今日はそんな、タイトル通り捨て曲一切無しの傑作「CLASSIX」の収録曲をご紹介したいと思います。ヒップホップを聴いたことがない人も、韻シストの楽曲を初めて聴く人も、チェックしておいて損はありませんよ!


1. Theme of CLASSIX
「JAZZはお父さん。SOULはお母さん。間に生まれた俺らはHIP HOP」このフレーズこそ、彼らが基盤としてきたグルーヴのルーツ。優しく奏でるサウンドに刻まれたシンプルなリリックは、1分という短い時間ながら強いメッセージ性を感じさせます。

2. PARTY SIX
イントロから90’sの風情を大いに漂わせる本作のリードトラック。濃厚なグルーヴに高揚感を抑えられなかった人も多いのでは。発売直前に公開された本作のMVは、彼らが定期的に関西と関東で主催しているイベント「NeighborFood」の公演中に撮影されたもの。生粋のオーディエンスによるリアルなリアクションは、彼らの音楽がいかに楽しく良質であるのかを物語っています。

3. ひょっとしたら
「PARTY SIX」と同様に先行で発表されたナンバー。先に解禁されたMVには、韻シストと親交のあるアーティスト達がこぞって出演。韻シストのバックグラウンドと未来への期待がリリックの節々から垣間見える傑作です。

4. オ〜シッ!
2人のMC、BASIとサッコンが表現するラップは鬼才レベル。独特のユルさと、関西弁で織り成す親近感あふれるリリックが絶妙なバランス。“自販機のお釣りが全部10円で返ってくる”など、誰もが身近に経験するエピソードには思わずニヤリ。

5. GALAXY BAND
「はっけ〜ん。また絶妙なサウンド」とアカペラで切り出すラップと、各バンドパートがそれぞれに奏でるシンプルなサウンドは、五人五様のセンスの表れ。「このビート、ヤバない?」「ヤバいな」と言い合いながら、全員が納得するまでサウンドにこだわる制作風景が目に浮かびます。

6. COOL&SWAG
メロディはメロウ、ビートは縦ノリで突き進む不可思議な1曲。おセンチな気分に浸りたいときに効果抜群です。いつの時代へも普遍的に届けようという、韻シストの不動のテーマを感じる作品。

7. Tear Stains
韻シスト史上指折りの名曲「Dear」を彷彿とさせるバラード楽曲。人が寄り添うような温もりと優しさを帯びた韻シストリーダー:shyoudogの歌声にくわえ、サウンドの核を担うギターが更に哀愁感を漂わせます。

8. Gimelou
ディスコサウンドを下敷きにしたキャッチーなフックが最強に心地よいミドルナンバー。「大好きなPARTY / トラブルは無しで盛り上がるノーミー」「携帯越しよりも肉眼に焼き付けろよ一瞬 / その日にしかないリズム」というフレーズは、“ライブこそ楽しむべきだ”と言わんばかり。韻シスト流のリアルなスタイルがしっかりと落とし込まれています。

9. No Idea
ファンクを色濃く感じる強めのビートに乗せ、彼らの即興性に富んだ歌詞が炸裂。「引きずり下ろす言葉の神様」「砂漠に花を咲かすぐらい無茶ブリ」といった芸術性の高い言葉選びはさすが。突如として予定にないジャムを巻き起こすこともある韻シストのライブも、まさに何が起こるかNo Idea(全く分からない)の世界。

10. With The Beer
本作を取り巻くオールドスクールのテーマが一番色濃く伝わってくるのがこの楽曲。ヒップホップのみならずジャズやファンクなど、メンバーが影響された音楽を韻シストなりに懸命に咀嚼した跡が見て取れます

11. STILL NO.1 CHAMPION
サックスで切り出す渋さはインパクト絶大。現在も活動拠点とする地元・大阪への愛を感じるリリックには、韻シストのバックグラウンドとリアルな感情がストレートに反映されています。

12. Don’t Stop(classix remix)
レゲエ界の歌姫:PUSHIMをフューチャリングに迎えて発売されたシングルのリミックスバージョン。原曲のミディアム調からガラッと調子を変え、ジャズやレゲエを通過した躍動的な仕上がりに。

13. I Don’t Know(classix remix)
タワーレコード限定コラボ企画の記念すべき第一弾として、当時大きな話題になったCharaとのコラボレーション楽曲。こちらはビートを際立たせ、オリジナルよりもキャッチーな聴き心地。

文:fuku

韻シスト韻シスト
ニューアルバム「CLASSIX」
2016年6月15日発売
iTunes

1. Theme of CLASSIX
2. PARTY SIX
3. ひょっとしたら
4. オ〜シッ!
5. GALAXY BAND
6. COOL&SWAG
7. Tear Stains
8. Gimelou
9. No Idea
10. With The Beer
11. STILL NO.1 CHAMPION
12. Don’t Stop(classix remix)
13. I Don’t Know(classix remix)

韻シスト 公式サイト
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