【レビュー】MAY’S「Loving」〜”ラブソング・オンリー”で送る新たな入門盤〜

【レビュー】MAY’S「Loving」〜”ラブソング・オンリー”で送る新たな入門盤〜


片桐舞子と河井純一で構成される音楽ユニット:MAY’Sが、3月9日の”サンキューの日”にミニアルバム「Loving」を発表。その名の通り、本作のコンセプトはラブソング。彼らがもっとも得意とする甘酸っぱいアプローチを中心に、あらゆる”恋の形”を丁寧に織り上げた一枚に仕上がっています。

リード曲は、「これぞMAY’S!」と唸りたくなること必至の穏やかなミディアムソング「ダーリン」。まわりくどい言い回しを排し、愛しの彼への思いを正直に歌い上げる様からは、愛の伝道師であるMAY’Sらしい堂々たる自信を感じさせます。ミュージックビデオには、かねてよりMAY’Sの大ファンであるという新日本プロレスの石井智宏が出演。イメージ通り(?)のぶっきらぼうな役どころに注目です。

ほかにも、MAY’Sの音楽性の一翼を担うニュー・ジャック・スウィングをサウンドに取り入れた小気味よいアップナンバー「xoxo 〜キミにHug & Kiss〜」や、80年代後半のアイドル歌謡を思わせる煌びやかかつエネルギッシュな「FU・RI・MU・I・TE」などの楽曲で、誰もがうらやむ”順風満帆な恋”を演出。ここは一つ、心ときめくストーリーを思い切り楽しんでみましょう。

一方、「あなたの明日に もう私はいないんだね」と、別れを受け止める女性が主人公の「It’s Over」、古き良きR&Bの世界をモチーフにした健気で繊細なバラード「弱虫のラブソング」などの楽曲では、失恋後に疼く胸の痛みを表現。爽やかなタッチである反動で、感じる切なさもひとしおです。

そして最後に収録されている「Hey Dreamer」は、男女間の恋愛を越え、絆や感謝を擁した広い意味での愛がテーマに。片桐舞子と河井純一がMAY’Sとして活動するに至った”なれそめ”や、日頃から支えてくれるファンへの有り余る思いを歌に乗せた、ユニークながら感動的な一曲となっています。

MAY’Sの真骨頂がギュッと詰まった最新作「Loving」。メジャーデビューから今年で8年。過去のどの作品よりもMAY’Sと”お近づき”になれる新たな入門盤の誕生です。

文:白原ケンイチ

MAY'S MAY'SMAY’S
ニューアルバム「Loving」
2016年3月9日発売
Amazon
iTunes

<CD>
1. ダーリン
2. xoxo ~キミにHug & Kiss~
3. It’s Over
4. FU・RI・MU・I・TE
5. 弱虫のラブソング
6. Loving
7. Hey Dreamer

<DVD>
1. ダーリン(Music Clip)
2. Hey Dreamer(Music Clip)
3. Acoustic Live 2015.12.23 at YOKOHAMA(MAY’S X’mas Cruising Party ~安心してください、寒くないですよ~)
・Very Mery Christmas
・TOKYO TOWER ~秘密のラブソング~
・ダーリン
・弱虫のラブソング

MAY’S 公式サイト